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B2B決済サービス比較|請求書カード払い・掛け払い・請求代行・売掛保証・ファクタリングの違い

最終更新:2026-06 / 情報確認:2026-06-09

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企業間取引(B2B)で利用される決済・資金繰り改善サービスは多様化しています。代表的な選択肢は「請求書カード払い」「BtoB掛け払い」「請求代行」「売掛保証」「ファクタリング」の5つです。名称は近くても、誰が導入するか、誰の信用力を見るか、請求・督促まで任せられるかは大きく異なります。本記事では、5つを同じ軸で並べ、業務シーン別の使い分けを整理します。

この記事の要点

  • 請求書カード払いは買い手主導、それ以外の多くは売り手主導で導入します。
  • 掛け払い・保証付き請求代行は請求や回収の業務代替まで含み、売掛保証は未回収リスクの保全が中心です。
  • 請求管理ロボのような非保証の請求管理SaaSは、保証付きサービスと役割を分けて確認します。
  • ファクタリングは売掛債権の資金化ですが、契約実態によって貸金業該当リスクがあるため確認が重要です。
本記事は2026-06-09時点の公開情報に基づきます。各サービスの条件は変更される可能性があります。利用前に各サービスの公式情報をご確認ください。

5つの定義

請求書カード払い

受け取った請求書の支払いを、自社のクレジットカードで決済できる仕組み。サービス事業者がいったん立て替えて取引先に振込を行い、利用者は後日カードの引き落とし日に支払います。主な目的は支払い期日の繰延

BtoB掛け払い

売り手企業が買い手企業に商品・サービスを提供する際、決済代行業者が買い手の与信判断と請求・回収を代行する仕組み。売り手は決済代行業者から支払いを受け、審査通過取引について未回収保証が付くサービスもあります。主な目的は売り手側の与信・回収業務の外注と未回収リスクの回避

請求代行

請求書発行、送付、入金確認、消込、督促、問い合わせ対応など、請求回収まわりの業務を外部化する仕組み。未回収保証が付くサービスもありますが、請求管理ロボのように自社運用を自動化する非保証SaaSもあるため、保証有無を分けて確認します。

売掛保証

取引先の倒産や支払遅延などで売掛金を回収できない場合に備える保証サービス。単体の売掛保証は取引先の信用調査と未回収リスクの保全が中心ですが、オリコのB2B決済サービスのように決済・請求代行と一体の設計もあります。

ファクタリング

自社が保有する売掛債権をファクタリング業者に譲渡し、期日前に手数料を差し引いた金額で買い取ってもらう取引。主な目的は売掛債権の早期資金化です。ただし金融庁は、実態が貸付けに近い偽装ファクタリングへの注意を呼びかけています。

5軸比較表

比較軸請求書カード払いBtoB掛け払い請求代行売掛保証ファクタリング
主な目的支払い繰延掛売り導入と未回収リスク軽減請求・回収業務の外注売掛金の保全期日前資金化
導入主体買い手売り手売り手売り手売り手
与信・確認対象自社のカード枠買い手(取引先)買い手(取引先)または請求業務保証対象の取引先売掛先と債権内容
業務代替範囲取引先への振込のみ請求・回収・督促まで含む場合が多い請求書発行・入金消込・督促。非保証SaaSもある保証と信用調査が中心。決済一体型もある債権買取。請求代行とは別
費用の見方支払額の2.7〜4.0%程度債権額・取扱高に対する料率月額・請求書発行・回収手数料保証料率や月額保証料買取手数料・割引率

業務シーン別の使い分け

「受け取った請求書の支払いを後ろ倒ししたい」買い手

請求書カード払い。クレジットカードの締め日と引き落とし日の間隔を活用して、最大60日程度先延ばしできます。取引先への通知有無はサービスごとの公式情報で確認します。

「自社の請求書発行・回収業務を外注したい」売り手

BtoB掛け払いまたは請求代行。買い手の与信、請求書発行、入金確認、督促、問い合わせ対応まで任せたい場合に向きます。サービスにより保証範囲と代行範囲が異なります。

「請求管理は自社で続け、発行・消込・催促を自動化したい」売り手

請求管理システム。請求管理ロボのように、請求書発行、入金消込、催促を自社運用のまま自動化する選択肢があります。未回収保証を期待する場合は、保証付き請求代行と分けて比較します。

「請求業務は自社で続けるが、未回収リスクだけ抑えたい」売り手

売掛保証。取引先の倒産や支払遅延に備えたい場合に向きます。GMO BtoB売掛保証のように、取引先への連絡・通知なしで審査できると案内するサービスもあります。

「特定の売掛債権を期日前に資金化したい」売り手

ファクタリング。一時的な資金需要に対し、保有する売掛債権を譲渡して資金化します。違法業者の見分けが重要。

請求書カード払いの代表サービス

本サイトでは請求書カード払い主要サービスを比較しています。詳細は請求書カード払い 比較表または各記事をご覧ください。

選ぶときの注意点

  • 5つは目的が異なる:「資金繰り改善」と一括りにせず、自社の具体的な課題から選びます。
  • 導入主体を取り違えない:請求書カード払いは買い手が申し込む支払い繰延、掛け払い・請求代行・売掛保証は売り手が導入する取引管理・保全の仕組みです。
  • 与信方向を確認する:自社のカード枠を使うのか、取引先の信用力を審査するのかで、利用できる場面が変わります。
  • サービス名とプランを混同しない:T&G売掛保証はURIHOオーダープランへ名称変更されています。請求管理ロボと請求まるなげロボも、保証有無と代行範囲が異なります。
  • 慢性的な利用は避ける:手数料が累積し、根本的な経営状況の改善にはなりません。
  • ファクタリングの違法業者に注意:金融庁が注意喚起しています。詳細はファクタリングとは?を参照。
  • 必要なら専門家相談:事業全体の資金繰り設計は、税理士・中小企業診断士・公認会計士等への相談が有効です。
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関連リンク

参考・出典

情報の最終確認日は2026-06-09です。