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請求書カード払いとは?仕組み・手数料・注意点を解説

最終更新:2026-05 / 情報確認:2026-05-04

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請求書カード払いは、受け取った請求書をクレジットカードで決済し、実際の現金支払いを最大60日程度先延ばしできる事業者向けサービスです。資金繰りを安定させたい個人事業主・中小企業を中心に利用が広がっており、手数料は取引額の2.7〜4.0%程度が相場となっています。本記事では、仕組み・手数料の構造・メリットとデメリット・ファクタリングとの違いを、6つの主要サービスの公式情報にもとづいて整理します。

この記事の要点

  • 請求書カード払いは、請求書の支払いをクレジットカードで決済し、実際の現金支払いを最大60日程度先延ばしできる仕組みです。
  • 手数料は取引額の2.7〜4.0%が相場で、最低手数料額(300円〜5,500円程度)が設定されているサービスもあります。
  • 多くのサービスで取引先に通知されないため、ファクタリングと異なり既存取引関係への影響なく利用できます。
本記事に掲載するサービス情報は2026-05-04時点で確認した公開情報および data/services.json の登録情報に基づきます。手数料・対応条件・上限額等は変更される可能性があります。申込前には必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

請求書カード払いとは

請求書カード払いとは、事業者が受け取った請求書の支払いを、自社のクレジットカードで決済できる仕組みです。サービス事業者がいったん立て替えて取引先に振込を行い、利用者は後日クレジットカードの引き落とし日に支払います。

クレジットカードの締め日と引き落とし日の間隔(一般的に最大60日程度)を活用することで、急な大口支払いの際に資金繰りに余裕を持たせる目的で使われます。法人だけでなく、個人事業主でも利用できるサービスがあります。

仕組み(取引の流れ)

典型的な取引フローは以下のとおりです。利用者・サービス事業者・カード会社・取引先の4者が関わり、取引先からは通常の振込として届く点が特徴です。

図1: 請求書カード払いの基本フロー
あなた
カードで支払う
サービス事業者
立替えて振込
取引先
通常の振込として受領

後日、カード会社の引き落とし日にあなたの口座から支払い。

  1. 利用者が受け取った請求書情報をサービスに登録(請求元、金額、振込予定日、振込先口座)
  2. 登録済みのクレジットカードで決済(手数料を含む金額がカードに請求される)
  3. サービス事業者が指定の振込予定日に取引先の口座へ振込を実行
  4. 利用者は後日、カード会社の引き落とし日に支払う

取引先からは「いつもの振込が来た」状態で、利用者がカード払いに切り替えたことは原則として通知されません。サービス事業者の名義で振込が行われる場合もありますが、利用者の名義で振込を行うサービスもあります。

図2: カードの締め日〜引き落とし日で最大約60日の支払い猶予が生まれる
請求書受領時
請求書を受領
支払期日を確認
同日
カードで決済
サービスが取引先へ振込
約30日後
カード締め日
支払額が確定
約60日後
現金引き落とし
ここで実際に支払う
支払い猶予 = 最大約60日:黄色の「カードで決済」から青色の「現金引き落とし」までの間、手元の現金は減りません。月初にカード決済すれば最も長く猶予が得られます。締め日・引き落とし日はカード会社により異なります。

主なメリット

  • 支払い期日の繰延:請求書の支払期日から最大60日程度、実際の現金支払いを先送りできます。
  • 取引先に通知されない:本記事で扱う6サービスはいずれも、取引先には通常の振込として届く仕組みです。
  • クレジットカードのポイント還元:カード会社のポイントが付くため、手数料負担の一部を相殺できる場合があります。
  • 売掛金の譲渡を伴わない:ファクタリングと異なり、自社の債権を譲渡しないため取引関係に影響しません。
  • 最短即日入金対応のサービスも多い:緊急の資金繰り対応にも使えます。

デメリット・注意点

  • 手数料:取引額の2.7〜4.0%が必要です。低料率でも、年間の取扱額が大きいと負担額は無視できません。
  • クレジットカード枠の消費:カードの利用可能枠を消費するため、他の決済との兼ね合いが必要です。
  • 税金・社会保険料の対応はサービスにより異なる:社会保険料は対応しているサービスが多い一方、国税・地方税については対応しないサービスもあります。
  • 税務上の取り扱いは要確認:手数料の経費計上等、個別の税務処理については税理士等の専門家にご相談ください。
  • 常用すると手数料負担が累積:一時的な資金繰り対応として使うのが基本です。慢性的に利用すると年間で大きな費用となります。
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ファクタリングとの違い

請求書カード払いはファクタリングとしばしば混同されますが、両者は法的性質も目的も異なります。主な違いを整理します。

比較軸請求書カード払いファクタリング
法的性質カード決済による立替売掛債権の譲渡
主な目的支払い期日の繰延売掛債権の早期資金化
主な確認対象自社のカード枠売掛先の信用力・債権内容
取引先への通知なし(多くのサービス)業者・契約形態により異なる
手数料の傾向取引額の2.7〜4.0%業者・契約により幅広い

ファクタリングは売掛債権を譲渡して期日前に資金化する取引であり、貸金業ではありません。ただし金融庁は「契約内容や実態によっては貸金業に該当するおそれがある」と注意喚起しており、契約条件の確認が重要です。

請求書カード払いは、すでに支払期日が決まっている請求書の支払いを後ろ倒しにする手段であり、「期日前の資金化」を目的とするファクタリングとは利用シーンが異なります。

利用に向いている事業者像

  • 月の取扱金額が安定しており、クレジットカードの利用枠を確保できる事業者
  • 急な大口支払いに対応する必要がある中小企業・個人事業主
  • 取引先との関係を維持したまま、自社の資金繰りを調整したい事業者
  • 社会保険料などの納付タイミングをずらしたい事業者(対応サービスのみ)

一方、慢性的な資金不足を抱えている場合や、累積した手数料負担を吸収できない事業規模の場合は、根本的な経営改善や別の資金調達手段(公的融資、ビジネスローン等)の検討も合わせて行うことが大切です。

主要サービスの手数料・条件早見表

本サイトに掲載している6サービスを、手数料・最短入金日数・個人事業主対応の3軸で整理しました。数値は2026-05-04時点の公開情報に基づきます。

サービス手数料最短入金個人事業主
INVOYカード払い3%即日
ラボルカード払い3%〜3.5%即日
マネーフォワード 請求書カード払い2.7%公式サイトで要確認?
支払い.com4%即日
DGFT請求書カード払い3%約3営業日?
UPSIDER請求書カード払い4%約1営業日

※「?」は公式情報で確実に確認できなかった項目です。お申し込み前に各サービスの公式サイトで最新の条件をご確認ください。

よくある質問

Q. クレジットカードのポイントは付きますか?

多くのサービスで通常の決済と同じくカードのポイントが付きます。ただしカード会社の規定により、ポイント対象外となる場合もあるため、ご利用のカード会社にご確認ください。

Q. 個人事業主でも利用できますか?

対応しているサービスがあります。本記事執筆時点では、INVOYカード払い、ラボルカード払い、支払い.com、UPSIDER請求書カード払いなどが個人事業主の利用を公式に明示しています。

Q. 取引先にカード払いを使ったことが知られますか?

本記事で扱う6サービスはいずれも、取引先には通常の振込として届く仕組みです。サービス事業者の名義で振込が行われる場合と、利用者の名義で振込が行われる場合があるため、詳細は各サービスの公式情報でご確認ください。

Q. 税金や社会保険料の支払いにも使えますか?

社会保険料は本記事の6サービスすべてで対応していますが、国税・地方税については対応しないサービスもあります。例えば支払い.comとUPSIDER請求書カード払いは国税・地方税には対応していません。詳細は各サービスの公式情報をご確認ください。

Q. 手数料は経費として計上できますか?

一般的には経費として処理されることが多いものの、個別の税務処理は税理士等の専門家にご確認ください。本サイトでは個別の税務アドバイスは行っていません。

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関連リンク

参考・出典

本記事は、各社公式サイトおよび公的機関の公開情報をもとに作成しています。情報の最終確認日は2026-05-04です。